更年期?を感じてから好きなことをしようと決め、その一つである『美味しいものを食べる』をしている私。
美味しいものを食べると気分も上がり『もうちょっと頑張ってみるか』と思えたり、『キツいけど頑張って美味しいもの食べに行こう』と気合いを入れることができます。
ある雪の日にたまたま空いていてお邪魔した『ビストロ オグテイ』
その時食べた鴨料理が超絶美味しく、デザートのタルトタタンが強烈に美味しかったので、ぜひ娘にも食べさせたいと思っていたお店。
予約がなかなか取れず、3度目の正直でやっと予約が取れ来店することが出来ました。オグテイ奥さん(だと思う)曰く「込み具合は日によりけり」とおっしゃってましたが予約は必須だと思う。こじんまりとしたお店で卓数も少ないので仕方がないですね。
お店に着くと奥さんが笑顔で出迎えてくれました。
ランチメニューはプリフィックスコースで
デザートあり…税込3,300円
デザート無し…税込2,805円
です。私たちは迷うことなくデザートありをチョイス。
残念ながらメニューに鴨料理はなく(季節を外れていたのでしょうね…)よくわからない料理名を娘と調べながら悩んでいると、奥さんが丁寧に料理の説明をしてくれました。
さんざん悩んだ挙句、私は《リエットのアッシパルマンティエ風 サワラのソースヴァンブラン ガトーショコラ》 娘は《豚頭の煮こごり 地鶏もも肉のコンフィ クレープシュゼット八朔ソース》をチョイス。
まずはスープ【カーボロネロのスープ】
カーボロネロはトスカーナ原産のケールの仲間、『黒キャベツ』と呼ばれているらしく、キャベツとは違いちょっと筋っぽく野性味ある味でした。優しい味わいの温かいスープが食欲をさらに引き出します。
次に前菜【リエットのアッシパルマンティエ風】
バケットにのせて食べると美味。添えてあるサラダもただの葉っぱに見えるが美味。シンプルな味付なのに…
もう一つの前菜【温製フロマージュドテッド(豚頭の煮こごり)】
豚頭の名にちょっとビビるが旨味がすごい。下に引いてあるレンズ豆のサラダと合わせて口に運ぶと、脂の旨味がさらに感じられます。
メインの【サワラ ソースヴァンブラン、文旦、ビーツ】
サワラの火の入り具合が絶妙。しっとりとしてしっかりと旨味を感じるサワラにソースヴァンブラン(白ワインのソース)を付けて口に運ぶと…う~ん旨い!飲み込みたくない!
サワラ+ソース、さらに文旦、ビーツをのせて口に運ぶ…目を閉じて下と口に集中…旨い。文旦の優しい酸味と苦味がさらにサワラの旨味を引き立てる。ずっとこの味を感じていたい…
娘曰く『嫌いなサワラの概念が変わった』ほど美味しかったらしい。
本当に今までの魚料理で一番の美味しさ。
もう一つのメイン【地鶏もも肉のコンフィ ソースオランジュ】
もも肉はしっとり、皮はパリパリ。程よい塩味が鶏の美味しさを引き立てています。ソースオランジュを付けて食べると鶏の旨味とオレンジの優しい甘さが見事にマッチ。鶏とオレンジ、何でこんなに合うんでしょうね…
もっと食べたい…でもおケチな娘は2口しかくれませんでした。
デザート【ガトークラシック オ ショコラ / クレープシュゼット 八朔のソース】
どちらのデザートも有名ケーキ屋さんにも引けを取らない美味しさ!
しっとり濃厚なガトーショコラ。上に乗ったこれまた濃厚なチョコアイスと一緒に食べるとさらに濃厚チョコが楽しめます。
クレープに八朔ソースのさわやかな酸味がよく合います。ちょっとほろ苦いキャラメルアイスも合わせて口に運ぶと…もう手が止まりません。クレープ1枚では足らないと娘。ただゆっくりとはしていられません。アイスが溶けるから(笑)
しっかり料理を食べた後のこれまたしっかりとしたデザートでしたが、ぺろりと食べてしまいました。
コーヒーと紅茶も香り旨味ともに最高でした。
最初から最後までどこにも手を抜くところがない最高のランチでした。
娘も『また来る』と言ってますが、なかなか休みも合わず、予約も取れないんですよね…
食事中も何件か予約の電話が入ってました。かなりの人気店ですね。
私の『美味しいものを食べる』リストの上位に入る【ビストロ オグテイ】
心とおなかを満たしてくれるお店です。